契約農家さんのお話

   矢掛町内には薄荷が自生しているところはかなりあります。その中で特に香りの良いもの、爽やかな香りのするものを厳選して植替えました。栽培地は岡山県小田郡矢掛町里山田の10年近く何も植えていなかった休耕地に農薬や化学肥料を一切使わず栽培しています。2011年5月末、見事に伸びた「真美緑」!収穫が楽しみです。軽く手で触ると、日本薄荷独特の爽やかな香りでいっぱいになります。その伸びる勢いやはり農作物として品種改良された面影がしっかり残っています。

幻の日本薄荷の物語で「秀美」は茎が赤いのに今回の薄荷は茎が青いと書きましたが、畑に植え替えるとなんと、茎が赤くなりました。土のPH(ペーハー)や季節によって赤くなったり青くなったりするようです。「真美緑」は甘い香りの素「メンソフラン」を含有、赤茎。やはり「秀美」の子孫と考えられますね。よく頑張って生きていました。

7月21日お茶を作るため「真美緑」の刈り入れ作業が始まりました。その後日陰で風通しのよい倉庫に数日間干します。昔はこの陰干しした物を「葉子」と呼び、その後ハッカ油を撮るために蒸留釜に入れられたそうです。今回は健康茶を作るため乾燥後袋詰めにされて、市場に出ます。岡山県内の販売所は、現在交渉中ですが、既に何箇所か手をあげていただいています。

どうやらこうやら、無事作業が終了しました。今回は初めてなのとそれほど多くの量を作っていないので、何袋出来るか試行錯誤の連続です。1週間ほど乾燥したら袋詰めして、製品となります。